第65回 京都地域力ビジネス応援カフェ&セミナー in 南丹市八木町
~京都縦貫オーガニック物流便を応援しよう!~
第65回京都地域力ビジネスカフェが2月16日(金)南丹市八木町の新庄郷育館で開催され22名が参加。南丹市やその周辺でちーびずに取り組む方々、各地のちーびず推進員、府職員等が、京都縦貫オーガニック物流便の基盤づくりに資するべく、交流や意見交換を行いました。
1.京都縦貫オーガニック物流便の紹介
京都オーガニックアクション代表の鈴木健太郎さんより、京都縦貫オーガニック物流便の紹介がありました。オーガニックでローカルな野菜と食品を届ける移動八百屋「369商店」を営み、また、良い野菜を健全な形で流通させることで、より良い社会を作ることをライフワークとしている鈴木さん。京都オーガニックアクションは、鈴木さんの369商店、株式会社坂ノ途中、アスカ有機農園、Mumokuteki、これらの販売業者が共通の想いを持って行っている活動です。
京都オーガニックアクションは、2017年3月に鈴木さんが開催した「百姓一喜~農家大宴会~」というイベントがきっかけで活動を開始するに至りました。このイベントは、亀岡、南丹エリアでオーガニックにかかわる方々を集めて宴会を行ったというもので、そこに現在の京都オーガニックアクションのメンバー全員が参加していました。
そして、そのイベントの参加をきっかけに鈴木さんとアスカ有機農園の伊原さんが別々に京都縦貫オーガニック物流便の構想を描きました。その後、鈴木さんはMumokutekiの廣海さんと、伊原さんは株式会社坂ノ途中とこの構想を進めるべく話し合っていました。そして、お互いが全く同じことを考えていることを知り、4者が合流しました。そのような経緯を経て、京都府各エリア、具体的には京丹後市のIHATOV(イーハトーヴ)、福知山市のAnd farm、綾部市のともときファーム、京丹波町和知の菓歩菓歩、南丹市の369商店に集荷ステーションを設け、そこに集荷した野菜を京都市内の株式会社坂ノ途中、アスカ有機農園、Mumokutekiに運ぶという京都縦貫オーガニック物流便を、試運転として毎週月曜日に稼働するに至りました。現在は2018年夏からの本格稼働に向けて準備中です。
また、この京都縦貫オーガニック物流便を効率的に運営するために、複数の販売業者がオンラインで同時に複数の農家さんの出荷状況を見て発注するシステムを開発しています。このシステムがあれば、販売業者と農家の間の受発注が円滑にできるだけではなく、出荷する野菜を農家が集荷ポイントに持っていくことで野菜を効率的に集荷することができます。このシステムを活用することで、新鮮なオーガニック野菜をその日のうちに京都市内各所に配送することができます。
2.~京都縦貫オーガニック物流便を応援しよう!~ グループ意見交換会
意見交換会では、オーガニック野菜が欲しい消費者の声を聞くしくみとその声に応えられるようなオーガニック野菜の品質のさらなるレベルアップが必要ではないか、物流便でオーガニック野菜が欲しい消費者が欲しがるオーガニックの米や加工品も運んではどうか、オーガニック野菜を作る農家の存在をオーガニック野菜が欲しい消費者に広報活動等でもっと伝える必要があるのではないか、オーガニックの基準とはそもそもどういったものなのかよくわからないのでわかりやすく伝える基準や方法が必要ではないか、といった意見が交換されました。