第52回京都ちーびず応援カフェ in 与謝野 きもの処 西織
~ 3部式ドリッコきものでかんたんkimono体験! ~
地域力ビジネス応援カフェが6月15日(木)、与謝郡与謝野町四辻の「きもの処 西織」で開催され20名の参加がありました。地元の着物関係者、NPO法人やちーびず推進員、京都府職員など多様な参加者が、ネットで全国にきものレンタルする丹後の呉服屋さんのお話を聞いた後、3部式ドリッコきもの体験をし、きものの振興について話し合いました。意見交換では、3つのグループに分かれて、丹後ちりめんの振興やきものによる地域づくり、まちづくりについて、話し合いました。
1.3部式ドリッコきものの紹介&体験と撮影会
はじめに、蒲田ちーびず推進員から「丹後ちりめんの産地の呉服屋さんで、3部式きものを紹介するというのは、大胆不敵かもしれないが、きものの普段づかいを一緒に広めることができたら、というい思いで開催した」という説明から応援カフェがスタート。活動紹介では、蒲田さんときもの処 西織の西原専務のトーク形式で、着物ビジネスの現状について紹介がありました。次に、NPO法人京小町踊り子隊プロジェクトの岩崎さんから3部式ドリッコきものを紹介され、参加者はちーびず推進員のフォローのもと、3部式ドリッコきものを体験。短時間でキレイに着らることを実感されていました。その後、西原専務の着物でのポージング指導のもと、個々に写真撮影を楽しまれました。皆さん、撮影会後も、まだ着ていたいと感想を述べておられました。
2.各グループでの交流と熱心な意見交換
3つのグループに分かれ、①丹後ちりめんを楽しもう!②3部式ドリッコきものを楽しもう!という2つのテーマで意見交換が行われました。簡単に着られるドリッコきものを体験した直後で、きものを身近に感じた参加者は、きものを楽しく普段使いする意見や、着物文化の推進と、地域おこしの前向きな意見がたくさん出ました。
(具体的な意見)
・3部式のドリッコきものでも、何回か経験しないと、きれいに着られないが、
練習する中で、日本文化やきものの所作を学べる。
・気軽に着られるのが強みだから、自由に着たい。
・簡単で着やすいから、将来的には3部式きものが主流になるかも
最後に、きもの処 西織の西原専務から、「今日は、3部式を実際に着てみるという、楽しく、貴重な体験ができた。多くの方に、どんな形であれ、まずは着物を着ていただくことが大切。着物を好きになっていただいて、和装に対する欲を深めていってもらうことができたらと思う。従来の着物との相乗効果が生まれることを期待します。」と感想を言ってくださいました。
3部式ドリッコきものを活かし、京都北部の地域づくり、まちづくりにつながる活性化への動きが、おおいに期待できる一日となりました。
●平成29年7月14日掲載【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 久保 憲司