京都地域力ビジネス(京都ちーびず)セミナー in 与謝野町
「ちーびず継続計画の作り方!」
平成28年12月8日(木)、与謝郡与謝野町の「リフレかやの里」にて、「京都地域力ビジネス(京都ちーびず)セミナー」を開催しました。今回のテーマは、「ちーびず継続計画の作り方!第1回 お金の稼ぎ方」で、参加者は一般参加、京都府、中小企業診断士合わせて6名でした。
まず初めに、「ちーびず継続計画の作り方!」の座学を行い、その後、参加者同士で意見交換をし、交流を深めました。
1.京都地域力ビジネス(京都ちーびず)セミナー 第1回 講師 梅林 守
今回お話しした主な内容は、下記のとおりです。
① 「京都地域力ビジネス」とは何か
② 「ちーびず継続計画書」を作成する目的・意義
③ 「ちーびず継続計画書」作成のポイント
④ 共感者(顧客)の増やし方
⑤ 売上・原価・費用の関係と限界利益の考え方
特に、「ちーびず継続計画書」を作成する目的や意義については、単なる交付金申請のためだけではなく、しっかりとした計画を立てることにより、代表者の頭の中が整理できること、PDCAのサイクルを確実に回すこと(ビジネス的手法の導入・継続性の確保)、関係者と目標を共有すること(働き甲斐・やりがい)等があり、まずはこれをしっかりと理解することが重要であると説明しました。
また、「ちーびず継続計画書」作成にあたっては、計画書に記載する項目に沿って、何のために(事業の目的)、何故(取り組む理由)、何を(提供する商品・サービス)、どこで(商品・サービスを提供する場所)、どのように(方法:商品、サービスの提供の仕方や広告宣伝・情報発信の方法)、誰と(従事者・関係者・スタッフ)、誰に(お客様・共感者)、いくらで(提供価格・原価)、いくつ(数量・客数) 等を整理したうえで、一貫性・整合性を持たせることがポイントであることをお伝えしました。
2.意見交換
セミナーの後、参加者で意見交換を行いました。参加者からは、いかに地域に人を呼び込むかということが課題で、単発のイベントで終わらず、繰り返し来てもらうような仕掛けが必要であると感じているとの意見が出ました。また、単独ではできることは限られるので、地域の様々な団体が複合的に連携し、点ではなく面での展開を考え、地域に長く滞在してもらうことが必要ではないかとの提言がありました。京都府中小企業診断協会の山脇会長からは、売上を安定させるには、複数の収益源を持つことが必要であり、モノ(商品)だけでなく、技術、知識、ネットワーク、情報などの切り口で何が提供できるかを考えることが必要であるとの助言がありました。
●平成29年4月11日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 梅林 守