京都地域力ビジネス応援カフェ in 久美浜 蒲井・旭
~シーカヤック&牡蠣のまちおこしプロジェクトを応援!~
3月24日(金)、久美浜町の風蘭の館(写真上)にてちーびず応援カフェが開催され、18名の参加がありました。冒頭に、京都府の長友課長より地域力ビジネスの主旨の説明がありました。
続いて、シーカヤック代表の西中雅一氏より、シーカヤックツアー事業について、また、牡蠣小屋代表の浜上誠氏より牡蠣小屋の立ち上げと牡蠣を始めとした地域資源の説明がありました。
ランチ試食の後、ちーびず推進員、蒲(かま)井(い)・旭活性化協議会の方・地域の起業家、中小企業診断士、府職員等が2班のチームを組み、昼の定食に対する評価とシーカヤック&牡蠣のまちおこしプロジェクトの内容充実のためのアイデア出しのグループデイスカッションがあり大いに盛り上がりました。
1.シーカヤック&牡蠣のまちおこしのこれまでの経緯
風蘭の館は、久美浜町湊小学校蒲井分校跡の有効活用として、当初は行政の事業として有効活用が始まったもので、平成27年に、蒲井・旭活性化協議会(会長 古橋五郎氏)が地域を活性化したいと現在の企画で指定管理者として手を上げました。平成27年にシーカヤック体験は企画スタート、先行している香住地区など視察後、メンバー5人がインストラクター免許を取得し、平成28年に開始、試行錯誤しながらも開始し現在までで180人がシーカヤック体験しています。牡蠣小屋は平成29年1月オープン、3月までで累計集客数約2,000人と最初から人気がブレイクしています。
2.試作中の昼の定食を皆で評価
おひるの昼食タイムでは、牡蠣小屋での蒸し牡蠣調理の実演があり、風蘭の館でさっそくいただきました。(右写真上)
昼の定食はビオラピットの対馬則昭の試作中の昼ご飯をいただき、メニューの解説がありました。
地域の海で取れたての魚の刺身(鰆(さわら)・黒鯛・鯵(あじ)・鱸(すずき))、牡蠣の燻製、黒鯛のあら汁で、美味しく頂きました。(右写真下)
意見として、料金は1,000円~1,200円と値付けする人が多く、メニューに対する意見としては、せっかく遠方まで来て、ゆったりと食べようと言う意思を持つお客様なので箸休めとなるメニュー、お漬物、天麩羅、青物を追加して値段を1,500円程度に上げる方が良いのではという意見がありました。
3.久美浜 蒲井・旭地域活性化に関して、熱心なグループデイスカッション
当地域力ビジネスについて2チームに分かれ熱心なデイスカッションがなされました。
活性化のアイデアとしては、
・長期滞在、団体集客に向けては町全体で回遊できる場所を確保していく。風蘭の館来訪者には、ビジターバッジをつけて貰い町全体でホスピタリテイをもって迎えるべきとの意見がありました。
・女性目線での販売促進、メニュー構成が足りない感があり、女性スタッフの参画が欲しいとの意見がありました。
・この地域まで来訪するお客さんは、ある程度の消費の覚悟があると思うので、牡蠣以外の地域特産品や京丹後地域のちーびず商品の即売もして欲しいと意見がありました。
・牡蠣がらなど、粉砕すれば様々な用途(肥料など)があるので、有料で販売すれば、記念に買う人もいるのではという意見もありました。
●平成29年4月4日掲載【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 西河 豊