京都地域力ビジネス(京都ちーびず)セミナー(京都府庁)
「ちーびず継続計画の作り方!(第3回:計画のたて方)」

 平成29年2月8日(火)、京都府庁旧館、「京都地域力ビジネス(京都ちーびず)セミナー」が開催されました。参加者は一般参加、京都府、中小企業診断士合わせて5名でした。
 今回は3回シリーズの3回目、ちーびず継続計画の「計画のたて方」です。参加者全員が1回目、2回目通して受講されていましたが、まだ実際にご自身の計画を実際に落とし込んではいない段階、今回は、頭と手を精一杯働かせて、具体的に計画を立てていくことで実現可能性を高めてもらうのが3回目です。簡単に前回までの復習の後、「ちーびず継続計画書」の書き方とそのポイントの説明を講師より行い、実際に計画の作成を進めました。

1.京都地域力ビジネス(京都ちーびず)セミナー 第3回:計画のたて方  の講義

 「計画のたて方」では、ポイントとなる要素、「地域課題の趣旨と目的を明確にすること」「3年目、5年目どうなっていたいかということがら逆算して計画する」、「1年目からできればマイナスにならない計画づくり」などについてお話ししました。
 そして実際の計画作成を各自行いながら、自由にお互いの計画も見つつ、分かりづらい点を講師に質問をしながら、限られた時間で集中して計画書を作成していきました。普段は自身の活動やお仕事で忙しく、なかなかじっくりと時間を取って計画書を書くという作業をする時間を取ることが出来ないので、今回のような時間は貴重な機会です。時間の制約もあり途中段階で終わった方もいましたが、自分自身の計画とじっくり向き合い、他の参加者の計画からの気づきを活かし取り入れつつ、それぞれが考えている「ちーびず」を数字だけでなく、これからやることも文書化し見えるようにしていきました。


2.発表会と交流会

 発表会では、一般参加者が3名でしたので、それぞれに10分ほどの時間を区切って、発表とそれに対して気になる点を他の参加者が質問しあう形をとりました。計画がすべて出来上がっていなくても必ず盛り込んで話をすることを設定しました。①計画のコンセプト(誰のどんな課題を解決するのか)②地域力ビジネスの売上の内容、できていれば利益が出る状態についての説明③5年後または3年後の目標(売上・雇用・どんな存在感を持ちたいか)の3つです。
 他の参加者の計画の発表を聞き、質問を繰り返すことで、計画作成中には、意識していなかった課題や抜けのある費用などに気づいたり、別の選択肢や代替案にあることに気づきます。今回の参加者の中には、前回の交付金申請の経験者もおられ、申請書に表現しづらかったこと、そしてその後の進捗で苦労していることなどの話をしていただくこともでき、次回交付金申請をしようと考えている参加者にとっても、申請だけでなくその後の活動につながる良い学びのきっかけになったようです。
 また今回の参加者全員が3回の講義すべてを受講しており、既にお互いを知っている状態であったため、遠慮のない質問が飛び交い、良い気づきが生まれ、それぞれの計画をブラッシュアップすることが出来る今後につながる大変有意義な時間となりました。

●平成29年3月2日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 阪本 純子

【問い合わせ先】 京都府地域力ビジネス課(京都府ソーシャル・ビジネスセンター) 電話075-414-4865

 

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