京都地域力ビジネス(ちーびず)セミナー(舞鶴市)
「ちーびず継続計画の作り方!(第3回:計画のたて方)」

 平成29年2月10日(金)、西舞鶴の平野屋商店街にあるカフェ「FLAT+」にて、「京都地域力ビジネス(京都ちーびず)セミナー」が開催されました。参加者は一般参加、京都府、中小企業診断士の合わせて5名でした。
 今回は3回シリーズの3回目、これまでの第1回「お金の稼ぎ方」と第2回「お金の使い方」で学んできた内容をふまえて、いよいよちーびず継続計画の「計画のたて方」です。
 まずは参加者同士の自己紹介からはじまり、講師から「計画のたて方」のポイントの解説、そして計画を作成するワークと発表会、最後に講師からのコメントや参加者同士でのアイデアを出し合ってのブラッシュアップをしました。

1.京都地域力ビジネス(京都ちーびず)セミナー 第3回:計画のたて方 の講義

 「計画のたて方」の講義では、ポイントとなる要素、「数値をいかにしっかりと把握するか」、「直近の計画ではなく長期のビジョンから逆算して考える」、「1年目から交付金・補助金がなくても黒字となる計画づくり」、「ちーびずの3つのポイント」、「地域課題解決の趣旨・目的にこだわる」、「行動計画と損益計画の整合のとりかた」、などについて解説しました。
 そして実際の計画作成を各自行い、手を動かしつつ口も動かし、わからないところ、詰まるところを参加者が一緒にディスカッションしながら、少しずつ計画項目を埋めていきました。時間の制約で計画書をすべて作成することはできませんでしたが、こうした作業を通じて各自の思い描く「ちーびず」が整理され、よりブラッシュアップされていきました。

2.発表会と交流会

 お互いの活動内容を、自己紹介や計画作成のワーク、そして各自の計画発表を通じて紹介しあい、交流を深めました。
 参加者は、Iターン就農で約17年農業をされてきて、「卸先だけではなく実際に野菜を消費する顧客とのつながりを持ちたい」という思いで新たなちーびずの立ち上げを検討されている方や、これまで婚活イベントのプロデュースを行ってきた経験を活かしてオリジナル商品の開発やカウンセリングなども含めた総合的な事業展開を構想している方、世代間のコミュニケーションが不足している地域の課題解決のために異なる世代が集まれる場づくりをチームで企画運営するプロジェクトをたちあげた方など、様々でした。そして、それぞれの現状と抱えている課題や今後のビジョンについて語り合い、近隣の地域で活動されていることもありコラボレーションの企画もその場で持ち上がり、議論は多いに盛り上がりました。
 その中で、会場となっているFLAT+が昨年オープンするまでにワークショップ形式で床張りをするなど、地域ぐるみでつくられた経緯の話もあり、初めて訪れる参加者は刺激を受けていました。本日の学びや気づきを契機として参加者みなさんのちーびずが継続し、地域の「これから」をつくっていくことを期待しています。

●平成29年2月17日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 松下 晶

【問い合わせ先】 京都府地域力ビジネス課(京都府ソーシャル・ビジネスセンター) 電話075-414-4865

 

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