京都地域力ビジネス(ちーびず)セミナー
「コミュニティカフェで起業を実践!」 in 城陽 きらっと
~第1回:お金の稼ぎ方~
2017年1月17日(火)、城陽市にある「きらっとコミュニティカフェ」で、京都地域力ビジネス(京都ちーびず)セミナー No.2
「コミュニティカフェで起業を実践!」を開催しました。参加者は、一般の参加者、NPO法人きらっとの理事長、京都府職員、中小企業診断士と合わせて、13名でした。
まずは、会場となった「きらっとコミュニティカフェ」を運営されているNPO法人きらっとの浦畑理事長からご挨拶をして頂きました。ここは誰でも気軽に利用できるカフェであり、厨房を借りることもできるユニークなコミュニティカフェですが、このような取り組みをされているNPO法人の活動内容などお話し頂きました。
今回、このコミュニティカフェを利用した起業の実践例として、城陽市で鍼灸院を開業されている宮園さんからお話をしていただきました。
1.宮園さんの「鍼灸院」起業実践のお話しとお灸体験
城陽市で「みやぞの鍼灸院」を開業されている宮園さんはワーキングホリデーでカナダに在住経験があり、その時に経験したリラクゼーションサロンのお仕事がその後の宮園さんの人生を変えていきます。帰国後もタイ式マッサージのお仕事などを経て、2012年に自宅でリラクゼーションサロンを開業されます。さらに、夜間の鍼灸学校に通い、鍼灸師免許を取得して、現在は鍼灸院を開業されるようになりました。
お話しの後には、実際にお灸を体験するコーナーです。宮園さんが参加者の席を回って、足裏や手の甲などにお灸をして頂きました。
宮園さんは、昨年度は受講生として本セミナーに参加。高齢者の拠点化を目指す「きらっと」ですが、床暖房でホッとくつろげる施設であり、出産前の宮園さんら参加者からも、便利なまちなかで、子育てママたちの起業や集う場所としてもいいのではないか、との意見を受けて、今回、実験的な出張サービスのカタチとしてに、初期設備がかからない起業スタイルの一例としてもらいました。参加者の方は、お灸の効果により、とてもリラックスされている様子でした。
2.中小企業診断士の「お金の稼ぎ方」のお話
宮園さんのお話しの後、カフェで少しリラックスタイムをとり、座学講座を行いました。テーマは「ちーびず継続計画の作り方!」の第1回目「お金の稼ぎ方」がテーマです。
ちーびず継続計画書は、事業を継続的に実施して、事業の目的を実現していくための事業活動と活動に必要なお金の計画について考えるためのツールです。今回は、ちーびず継続計画書についての説明を行い、さらにその書き方をわかりやすく説明しました。特に、事業を継続していくためには、お金を稼ぐことが重要です。お金を稼ぐために何を考えておかなくてはならないのか、といったことを事例も交えつつ、ご紹介しました。
参加者の方からは、わかりやすい内容だった、とてもためになったという声が聞かれました。
座学の後は、参加者の皆さんによる意見交換の時間でした。参加者の方からは様々な意見や、取り組まれている事業への熱い思い、これから事業に取り組まれる方からの共感などたくさんのお話しを聞くことができました。
今回のセミナーは盛沢山の内容でしたが、参加された方にはとても充実した時間になったのではないかと思います。
●平成29年2月1日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 柿原泰宏