第45回 京都ちーびず応援カフエ in 京丹波 味夢の里
~防災バーベキューでコミュニティのお話~

 地域力ビジネス防災応援カフエが、12月2日(金)京丹波町味夢の里で開催され31名の
参加がありました。参加者は、防災BBQ提案者の他、防災関連事業者、国際ボランティア学生協会、京丹波や周辺地域の自治会や事業所の方、京都府職員、ちーびず推進員等。
 いざと言うときの備えとして、大切な防災活動、しかし、継続することが難しく、自主防災組織の高齢化も課題になっています。そんな中、若者も楽しく参加でき、常日頃のコミュニケーションづくりにもつながり楽しく続けられる防災活動について情報交換、アイデア出しを行いました。

1.防災活動に関する提案やお話

・簡単&おいしい防災バベキュー  森本隆氏(京都バーベキュー教会会長)
 BBQ(バーベキュー)は防災に役立ちます。地域コミュニティを形成しサバイバルスキルとしてBBQを役立てる。それが防災BBQ。防災と言えば、「難しい」「しんどい」「楽しくない」と義務感にとらわれた活動が一般的でしたが、防災BBQで若者も参加できる継続活動にしたい。
・災害時に役立つマルチポンチョ  植木力氏(株式会社カスタネット代表取締役)
 熊本地震で100人の方に困ったことを聞いたら、9割が同じ答えで、水不足、トイレ、プライバシー。そこで、重さ70グラムでいつでも、どこでもプライバシーが守れ、災害時の目隠しや防寒・雨対策に役立つマルチポンチェを開発。
 災害時のブルーシートは厚手のものが必要。薄手はすぐだめになるから注意すること。
・災害への日常の備えと被災時の対応  NPO法人国際ボランティア学生協会
 震災時の支援体験から、若者のボランティアは元気が出ると喜んでもらえた。ボランティア活動するときは、個人個人が考える必要がある。避難所は自主運営が大切で、役割分担やルール作りが必要となる。災害BBQはコミュニケーションづくりにとても有効であると思われる。ブルーシートも厚手が役に立った。

2.防災BBQ体験とグループ意見交換

 防災BBQ教室で牛肉、鮭、玉ねぎ、かぼちゃ丸焼きスイーツをいただきながら、テーマは「、ビジネス的手法で継続する楽しむ防災を考える」ことをグループで話し合う。各班の発表の内容は、防災BBQは災害時には大いに有効であるから、日ごろから、防災BBQの普及が求められる。そのために、地域の集まりなどで実施したり、若者も呼び寄せて地域の人の顔見知りを増やす。また、防災BBQを通じて、サバイバル経験で防災を学べる。今後は防災BBQのリーダーになる育成パッケージが必要となる。など。

3.課長からの総評

 防災については、子供たちにも学校の学びに加えて地域の人が教えることが必要。隣の人と一緒に生きることを学ぶことも大事である。防災BBQ等を活用して、住んでいるところで楽しいコミュニケ―ションづくりの仕掛けを考え、表情の乏しい若者たちも、しっかり防災活動へ引き入れて欲しい。



【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 久保 憲司

【問い合わせ先】 京都府地域力ビジネス課(京都府ソーシャル・ビジネスセンター) 電話075-414-4865

 

京都ちーびず(京都地域力ビジネス)