京都ちーびず起業セミナー in 舞鶴市
平成28年2月2日(火)、舞鶴市白屋町の「ぎゃらりー・喫茶 こもれび」にて、京都ちーびず起業セミナー「経営」編 『思いを形にして仲間の輪を広げよう!』を開催しました。参加者は一般参加、会場運営者、京都府、中小企業診断士合わせて13名でした。
まず初めに、自己紹介で参加者同士交流してから、京都ちーびず起業セミナー「経営」編の講義を行いました。その後、岡山れい子さんから京都ちーびずの実践例を発表していただきました。最後に参加者同士で意見交換をし、さらなる交流を深めました。
1.京都ちーびず起業セミナ―「経営」編 講師 小松﨑哲史
筆者は京都ちーびず起業セミナー「経営」編のテキストの作成も担当したのですが、このセミナーに参加していただいた方々の思いを形にし、仲間の輪を広げるきっかけになるように心がけてテキストを作成しました。
ちーびずのイベントは交流に始まり交流に終わる、ということで今回のセミナーは参加者の自己紹介から始めました。自己紹介でそれぞれの参加者が今何をしており、今後何を目指しているかを知ることができました。そのおかげで、事業コンセプト作りのグループワークでカフェとアロマテラピーと野菜の加工品販売のコラボ、コミュニケーションやいやしの場づくり、農家レストランと野菜の生産販売とのコラボといった面白そうな事業コンセプトができました。
ちーびずを継続するための対価を得る方法や思いを形にするためのビジネスモデルキャンバスの描き方の説明では、参加者のみなさまが熱心に聞き入っていました。
そして、ちーびずは地域に求められていることを行う必要があるので、地域の方々の話を聞かなければいけない、というお話をさせていただいたときには、参加者のみなさまも納得して頷いていました。
なお、今回のセミナーの内容は、きらっとコミュニティカフェで平成28年1月15日(金)に行った内容と同じなので、そのセミナーのちーびずカフェ通信もご覧いただければと思います。
2.京都ちーびずの実践例(講師 岡山れい子さん)の発表と意見交換
岡山さんがちーびずを始めたきっかけは、ぎゃらりー・喫茶こもれびの永井玲子さんから廿日市でぞうりを売ってみないかと誘われたことでした。ぞうり以外に何か売るものはないかと考え、ピーマンみそをつくって販売することにしました。最初は容器に貼るラベルの表示の書き方もわからず、販売前日に何とかラベルができたそうです。その後は周囲からの要望やご近所のアドバイスもあり、柚子みそ、ふきみそ、山椒みそ、青梅みそをつくるようになりました。さらに、みそ以外に夏みかんや梅などのジャムをつくるようになりました。岡山さんの「5年も活動を続けていると、周りから認知されて応援していただける」という言葉が印象的でした。意見交換では、地域づくりや加工品づくりなどの話で、参加者同士の交流を深めました。
●平成28年2月25日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 小松﨑哲史