第28回 京都ちーびず応援カフェ in 宮津
平成28年2月17日(水)、宮津市にある京都府立海と星の見える丘公園内、森のカフェにて、第28回、京都ちーびず応援カフェin宮津が開催されました。今回は宮津市の里波見カントリー・フレンズの元気なおばちゃん達の、森のカフェでの活動報告と、「今後の森のカフェの取り組みについて みんなでアイデアを出してみよう!」をテーマに、20名の参加者が3つのグループに分かれて意見交換をしました。
また、森のカフェの人気メニューである「そんときうどん」や地元野菜のてんぷら、あかもくを使ったケーキや羊かんが提供されました。
1.里波見カントリー・フレンズの活動紹介と「そんときうどん」の試食
里波見カントリー・フレンズ代表の橋本早苗さんより活動の紹介。里波見カントリー・フレンズは約6年前に地元の婦人会が解散したことがきっかけで、「自分たちだけが楽しむのではなく、地域の役にも立てたらいいね」「うどん祭りでもしようか」という声が上がり、平成21年の秋から「うどん祭り」が始まりました。それから毎年、春と秋の年二回開催されています。「加工所がほしいね」という声も出始めた時、海と星の見える丘公園内にある「森のカフェ」を貸してもらえるということになり、平成27年4月より土・日・祝日の「森のカフェ」の営業が始まりました。メニューは名物の里波見バーガーをはじめ、カレー、「そんときうどん」に加え、「そんとき定食」も始められました。土曜日には500円弁当を地元対象に配食サービスを開始され、益々地元密着の活動となっています。「森のカフェ」はの海と星の見える丘公園の中の高台にあるため、送迎バスの運行も始められました。
今後の展開ですが、あかもくを使った商品開発や、地元に多いタケノコを使った商品開発、蕎麦を打って定食にするなどテーマはいっぱいあります。
「そんときうどん」とは、その時々にある食材でうどんを作る、ということで、全員でいただきました。お出汁が良く効いていました。あかもくの羊かんもいただきました。あかもくの食感がする大変おいしいものです。
また、ロゴマークの入ったエプロンがお披露目されました。明るい笑顔のおばちゃんのイメージで、地元に密着している活動に花を添える印象です。
2.グループ意見交換会 「今後の森のカフェの取り組みについてアイデア出し」
3つのグループに分かれて、「今後の取り組みについて」楽しく意見交換を行い、それぞれのグループが話し合った意見をまとめて発表しました。
・海の資源をもっと活用したらどうか。はんぺんをつくるなど。
・たけのこの利用もすすめたらどうか。
・配食サービスや送迎バスなど、地域に密着した活動なので、これで利益を上げてビジネスとして成立させる工夫をしましょう。
・後継者の育成として、地域内に空き家もたくさんあるので、都会からの若い人が住めて働けるような環境を作ることも大事ではないでしょうか。
・ロゴマークができたので、元気なおばちゃんのイメージに合うようなキャッチフレーズを作って発信したらどうでしょう。
●平成28年2月25日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 中路悦雄