第27回 京都ちーびず応援カフェin天橋立

 平成28年1月22日(木)に吉野茶屋・ひいらぎ庵(宮津市文珠468-1)にて、第27回京都ちーびず応援カフェin天橋立がで開催されました。今回の応援カフェのテーマは、①まちのお仕事体験「ちーたび」づくり ②「丹後ちーびず」、天橋立でファンづくりでした。丹後のちーびず実践者や、京都府女性の船参加の丹後・与謝のリーダーの方々等パワフルな女子が集結し、京都ちーびず推進員、京都府職員などを合わせて22人の参加者がテーマについて3グループに分かれて活発に意見交換しました。当日は阿蘇海のアサリを活用して開発中のバーガー・ちまき春巻き・クラムチャウダーが試食として提供され、女性目線の新たな活動につながることを期待します。

1.丹後天橋立ええもんおかみの会の活動紹介

 丹後天橋立ええもんおかみの会は、天橋立ビューランドにあるレストランのおかみ、幾世由美さんが代表となり2015年4月に発足しました。丹後地域の生産者・製造者・販売者が協働して、「丹後のええもん」をより多くの人に知ってもらうべく活動している団体です。2015年6月に「丹後のええもん」を紹介・販売するアンテナショップを天橋立の智恩寺山門前の吉野茶屋・ひいらぎ庵に設置し販売を開始、10月にはラクト山科にて「京都ええもんコレクション」に出展、11月には「丹後のええもんマルシェ」開催、伏見区にある「じねんと市場」創業祭にて屋台出店、大阪府枚方市の「和菓子処 大黒屋」とコラボ商品「由良みかん大福」を開発と順調に活動を続けています。2016年1月には、新潟伊勢丹の「日本のうまいもの展」に吉野茶屋・ひいらぎ庵とのコラボで参加するなど、今後も都市部での催事などで販売する機会があれば積極的に参加するという力強い言葉がありました。
 丹後天橋立ええもんおかみの会のメンバーには、幾世代表をはじめとしてよその地域から丹後地域にやってきた方が多いので、外の視点から「丹後のええもん」を発見することができるとおっしゃっていました。筆者も仕事で丹後地域に行くことが多く、行くたびに丹後地域には良いものが多いと感じていたので、とても納得しました。そして、「丹後のええもん」を売れるものにするためには、値段・見た目・中身のバランスをよく考えなければならず、丹後地域にはお客様が食べたらおいしいと気づくものが多いので、それを見ていただく・買っていただくための見た目や値付けが課題になっています。

2.意見交換会を受けて

 丹後地域には魅力的なちーびずを行っている団体がたくさんありますが、団体の活動を継続させ、地域に活動を根付かせるためには、活動継続のための利益を確保しなければなりません。商品は安く売ったほうが地域に喜ばれるのではと考えている団体も見受けられたのですが、そのことによって団体の活動が継続できなくなることは、結局地域に喜ばれている団体の活動の火を消すことになってしまいます。ちーびずを活発化させるためには、値付けが大切だと改めて思いました。

  ●平成28年2月17日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 小松﨑哲史

【問い合わせ先】 京都府地域力ビジネス課(京都府ソーシャル・ビジネスセンター) 電話075-414-4865

 

京都ちーびず(京都地域力ビジネス)