第24回 京都ちーびず応援カフェ in 舞鶴
東舞鶴の「ぎゃらりー 喫茶こもれび」にて、平成27年の12月16日、ちーびずを実践したりちーびずに関心がある約25名の参加者が集い、「ちーびずを始めてみよう。ちーたびでアピールしよう」と言うテーマで、楽しく交流しながら意見交換を通じて学び合う「ちーびず応援カフェ」が開催されました。
全体の流れとしては、ちーびず推進員森氏の司会進行のもと、京都府地域力ビジネス課の長友課長から始まりの挨拶とちーびずについての説明、「ぎゃらりー・喫茶こもれび」の永井氏からお店を始めるに至った背景や自身の思いの紹介があり、次に参加者の自己紹介を通じての活動アピール、試食タイム、グループ意見交換会と各グループの発表を行い、そして総評とで締めくくりました。
1.喫茶メニューや地元参加者提供の一品の試食
「こもれび」で提供されているほんのりとした甘さが印象的なクレープとスパイスの香り豊かなシナモンティーを参加者みんなで試食しました。さらに、参加者から、麦から育てたこだわりの手作りパンや日本最北端で育つ由良のみかんなどの提供がありました。参加者は様々な一品を味わいながら自己紹介の続きでワイワイお話をしてお互いの活動について興味深く耳を傾けていました。
2.グループ意見交換会では活動の継続についての真剣な議論に
意見交換会は3つのグループに分かれて行われ、それぞれの地域でこれから始めたい、もしくは始めようとしているちーびずやちーたびの話をしました。
各班からの発表では「由良みかんの摘果作業と婚活を掛け合わせる」ユニークなアイデアや、天橋立という観光地ならではのちーたびの企画や、地域の様々な特産を詰め合わせで提供するちーびずコラボ企画などの意見が出ました。
ちーたびで大切なのは、単なる観光ツアーを企画することではなくその土地の案内人を通じたオンリーワンな体験を提供することにありますが、各班ともそうした観点がしっかりと盛り込まれていました。永井氏からも「こもれび」を続けるにあたって「お金儲けではなく、人を巻き込んで、一人ではできない面白いことをしていきたい」というコメントがありました。参加者それぞれがちーびずのビジョンをしっかりと持ち、関わった人たちに共感を得ながらそれぞれの活動を続けられるよう、この場で議論した学びをしっかりと次のアクションにつなげていくことが望まれます。
●平成28年1月4日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 松下晶