第22回 京都ちーびず応援カフェ in 京丹後市
京丹後市の「和い輪い学習館」にて、平成27年の11月26日、ちーびずを実践
したりちーびずに関心がある約20名の参加者が集い、「活動を続けていくための仲間づくりや応援者づくりについて考えてみよう!」をテーマにそれぞれの活動を継続していくために必要な事などについて話し合う「ちーびず応援カフェ」が開催されました。
全体の流れとしては、「和い輪い学習館」の運営母体となるシルバー人材センターの事務局角田眞由美氏から活動や今後の課題についてのお話があり、京都府地域力ビジネス課の長友課長からちーびずについての説明、次に参加者の自己紹介を通じての活動アピール、アンテナショップの見学、昼食、テーマに沿ったグループ意見交換会と各グループの発表を行い、そして総評とで締めくくりました。
1.アンテナショップの見学や「和い輪いがや我家」でばら寿司定食の試食
アンテナショップにはシルバー人材センターの会員が持ち寄った手作りの品やお野菜などが並べられ、品数の多さに圧倒されるほど。中にはプロも下を巻くほどの精巧な作りの木工細工などもありました。
お昼はシルバー人材センターのメンバーで運営している「和い輪いがや我家」で、丹後名物のばら寿司や地元産のお野菜や手作り味噌などを用いたお漬物や味噌汁など、手間暇をかけた家庭の味を味わいました。特にばら寿司は参加者に大変好評で、普段提供しているメニューにはないため、後のワークショップでも「定期的に提供するようメニューに組み込めばばら寿司を目当てに来る客が必ずいるので和い輪いがや我家の看板メニューとしてぜひ検討してほしい」という声があがりました。
2.グループ意見交換会では活動の継続についての真剣な議論に
3つのグループでそれぞれ行われた意見交換会では、それぞれの活動における課題や、活動の経験から得られたアイデアなどを語り合い、交流に花が咲きました。
特にシルバー人材センターは「和い輪いがや我家」などの継続にかかる資金面での課題に直面していたこともあり、「遊休スペースやスタッフのアイドルタイムなどを有効活用して無駄なコストをできるだけ削るべき」、「認知度向上のために他の地域団体や行政機関と連携してコラボイベントを仕掛けてはどうか」、「加工品を作って外で販売してはどうか。売上向上に加えてPRにもなる」など、様々な意見が飛び交うのをスタッフは熱心に聞いていました。この場で出たアイデアを踏まえて「和い輪いがや我家」の継続のためにできることを一つ一つ実行していくことが望まれますが、応援カフェの議論が大いに盛り上がったことから他地域から参加された方々の活動にも刺激を与える良い機会になったことが伺えます。
●平成28年1月4日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 松下晶