京都ちーびず応援カフェ in 城陽
平成27年11月13日(金)、城陽の「きらっとコミュニティカフェ」(以下きらっとカフェ) にちーびずを実践したりちーびずに関心がある約20名の参加者が集い、「高齢者 ビジネス、地域力ビジネスの最初の一歩を踏み出してみよう!」をテーマに自身の 活動や課題、きらっとカフェを活用したビジネスなどについて話し合う「ちーびず応援 カフェ」が開催されました。
全体の流れとしては、きらっとカフェを運営しているNPO法人きらっとの理事長浦畑 眞一郎氏からきらっとカフェのビジョン・活動の紹介、京都府地域力ビジネス課の 長友課長からちーびずやちーたびの説明があり、次に参加者の自己紹介を通じて活動のアピールを行い、試食昼食タイム、テーマに沿ったグループ意見交換会と各グループの発表、総評という流れでした。
1.きらっとカフェメンバーの真心のこもった手作りお弁当の試食
お昼にはきらっとカフェの常連さんが手がける手作りのお弁当を試食。お弁当の宅配サービスなども視野に入れて試験的にきらっとカフェの集まりでお弁当を提供しています。
ひとつひとつの材料選びから煮物の野菜の切り方、味付けまでこだわり、美味しくいただきました。きらっとカフェは常連さんやスタッフたちが交流する中でそれぞれの得意分野を持ち寄り、新しい取り組みが生まれる「場」として機能しています。
浦畑理事長は常連さんの多くを占める高齢者の方々が、受け身ではなく自発的に考え行動することが何よりも大切考え、取り組みを見守り時には助言し、支援しています。
2.グループ意見交換会では、きらっとカフェを活用する多くのアイデアが
意見交換会では、3グループに分かれてそれぞれの視点から思いを語りアイデアを出し合いました。
「きらっとカフェをもっとアピールするために看板を改善したほうが良い」、「床暖房を完備している設備を活かして親子連れなどをターゲットにしてはどうか」、「来店者ができることをアピールする名札をつけてもらっては」、「歌声喫茶の企画をやってみたい」、「厨房設備を活用したお弁当、ケータリングサービスなども可能性がある」など様々な意見が出ました。理事長の熱い思いに共感する声が多く、これからも常連さんやスタッフの方々の積極的な参加を通じた様々な活動が生まれることでファンの輪が広がるでしょう。
長友課長からは来年度に実施する「ちーびず起業セミナー」の紹介もあり、セミナーを通じてそれぞれの活動をボランティアではなくお金を循環させて継続可能な取り組みとする手法を学べれば、きらっとカフェでの活動がさらに継続的かつ広がりのあるものになることが期待されます。
●平成27年12月19日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 松下晶