京都地域力ビジネス応援カフエ in 京田辺市
2019年1月8日(火)、京田辺市三山木の「もどり場だんだん みんなのおうち」にてちーびず応援カフェが開催され、20名の参加がありました。冒頭に、京都府の長友課長より地域力ビジネスの主旨の説明がありました。
続いて、高畑直美さんより、認定NPO法人 そよかぜ子育てサポート運営の「もどり場だんだん みんなのおうち」の開設までの説明がありました。次に「ちーびず推進員」の堤明日香さん・蒲田充弘さんより、京都各地のちーびず関連商品の説明がありました。昼食タイムでは、地元産野菜中心のランチを味わいました。
最後にこの「みんなのおうち」の活性化策を3班に分かれてディスカッションし、各班の発表形式で情報共有する有意義なひと時を過ごしました。
1.「みんなのおうち」の成り立ちを聞く
認定NPO法人「そよかぜ子育てサポート」の高畑直美さん(右写真)より、当施設開設までのプロセスや苦労談の説明がありました。
「みんなのおうち」は平成27年度認定の認定NPO法人「そよかぜ子育てサポート」が運営するもので、2018年の11月よりスタートしています。当施設は、地域再生の一環として3世代で気軽に立ち寄りおしゃべりする場としてのイメージで開設され、食事の提供までを行っています。
開設に至るまでは、公民館など数か所を借りてイベントを運営していましたが、誰もが気軽に立ち寄れる場所を確保した方が活動しやすいだろうということで、京田辺市三山木の山本地区で地域の方にもその主旨に賛同いただき、開設に至りました。
賃貸スペースとしてもランニングしており、現在、各種の文化的集いや教室に貸しています。それらの集いで来る人にもランチを提供することが出来ればと山城地域でとれる豊富な野菜を生かした食事メニューを用意しています。
関与できるスタッフ人数に限りがあることから経常的にオープンすることが難しい等の課題があることもお聞きしました。この施設は地域の3世代が気軽に立ち寄れるという思いを込めて「もどり場だんだん」というサブネームつけられています。
2.昼のランチは地域の野菜が満載
食事前に「ちーびず推進員」の堤明日香さんよりこの山城地域の、蒲田充弘さんより丹後地区の地元素材を生かして商品化まで出来たちーびず製品の紹介がありました。(右写真)
山城産のものは和束茶のクッキー、宇治田原の柿酢など、丹後地方は丹後の桑の葉材料の商品、にんにく塩、網野産のシルクなどが紹介され、各地しっかりとしたブランド生産品はあるのだからいかにパッケージ化して商品化するかがポイントであることの説明がされました。
昼食タイムでは、この地域の野菜中心のメニューが提供されました。(左写真)
素材としては、地元産の海老芋を使った筑前煮や、メンバーの方が栽培されている胡麻を使ったおひたしなどです。
また、手作りのクッキーなどもコーヒータイムにいただきました。
3.みんなのおうち活用法の熱心なグループディスカッション
ディスカッションでは、3つの班に分かれて、「みんなのおうち」の運営方法の全般から提供する食事の食材、メニュー、庭などの施設の活用法に至るまで活性化策のアイデア出しが行われました。
住居がマンション化しているので、縁側のあるおうちで子供と親、祖父・祖母の3世代が触れ合う場を提供するとともに、遊び場として提供したらどうか?
特に縁側や広いスペースを取った庭は珍しく整備して活用したらどうかというアイデアが出ていました。食事メニューは健康志向で良いという意見が多くありました。
今後のマーケティングについては、3世代交流というコンセプトはこの施設のしつらえと合っており、非常に良いという意見が多く出ました。
その中でも、例えば、世代間の会話や地域の人との交流などを目的に来る人にマーケティングを絞って行った方が、施設の特徴が出るのではないかと思われます。
まずは、地域の人に認知して貰うことが大切な段階で、そのためにもあらゆる機会を利用して施設の稼働率を上げることが重要であると思われます。