京都ちーびず応援Bar
~ 京都の地域力ビジネスから生まれた製品の ちょっとディープな試食&試飲 ~

 3月16日の17時半から、はじめての取り組みとして「京都ちーびず応援Bar」が京都府庁福利厚生センター地下1階「サロンふれんず」にて開催されました。参加者はちーびず実践者や京都ちーびず推進員、京都府職員等約30名。6つのテーブルに分かれて交流とちーびず製品の試食、試飲を楽しみました。

1.ちーびず製品のアピール

 長友理事からの開会あいさつを受けて、まず、NPO法人HEROESの松尾氏、割烹さとうの佐藤氏、風蘭の館の浜上氏、三色スミレの相模氏からそれぞれのちーびず製品のアピールがあり、活動の紹介やこだわりを聞いてから試食できました。
京都市のNPO法人HEROESからはIPA(インディアンペールエール)といういわゆるクラフトビールのファンに人気の高い種類のビールに柚子をまぜて飲みやすくした製品「柚子無碍(ゆうずうむげ)」、福知山市大江町の割烹さとうからは全国的にも評価の高いどぶろく「鬼ババァ―」、京丹後市久美浜町の風蘭の館からは地元で採れた蒸し牡蠣(「牡蠣の旬は水温が低くエサが豊富な春です」なのだそうです)、南丹市美山町三色スミレからはおいしい素材を用いた安心安全なおばんざい(特にちくわにコロッケの中身を詰めた「ちくころ」がおすすめ)を紹介されていました。その他、京丹後市栄弥町のキコリ谷テラスからオーガニックのため土ごとゆでることのできる人参の出展があり、宮津市ビオ・ラビットの対馬シェフの特製ドレッシングでいただくサラダの試食もありました。

 

 




2.試食・交流会

 アピールで紹介された製品を参加者はすべて試食することができました。私も試食をして、純粋に美味しいこと、また、創意工夫により個性的な味わいを実現していることに感動しました。予定されていた製品以外にもにんにくを醗酵させて独特の酸味と甘みがある丹後のフルーツガーリックや、美山の手作りこんにゃく等、参加されたちーびず事業者などが、自らの活動から生まれた製品をお皿に盛り付け参加者にアピールされ、生産者の説明を聞きながら様々なメニューを楽しむことができました。また、各テーブルごとにちーびず製品の感想や自己紹介等による交流があり、他テーブルを行き来して様々な人との交流が生まれていました。途中から山田京都府知事も参加され、同じく試食やちーびず実践者との交流を楽しまれていました。
 アピールされていた4団体にとってはちーびずBarに参加することで試食や参加者との交流を通じて製品のファンをつくり、共感した参加者が顧客や紹介者、コラボパートナー等になることが今後の活動への原動力となります。また、参加者としても製品を体験しながら先進的な取り組みを聞くことで自らのちーびず実践におおいに得るところがあったのではないでしょうか。来年度も継続予定のちーびずBarに多様なプレイヤーが積極的に参加することにより、ちーびず活動がより持続可能になるための土壌が育成されることが期待されます。

 

●平成30年4月12日掲載【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 松下 晶

【問い合わせ先】 京都府地域力ビジネス課(京都府ソーシャル・ビジネスセンター) 電話075-414-4865

 

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