第19回 森の京都
京都地域力ビジネス応援カフェ in 京北

 今回の応援カフェは、平成27年9月17日(木)、府庁女子ちーびず応援チームの府農林水産部流通・ブランド戦略課メンバーが、ちーびず化を応援する「山国さきがけセンター・味彩グループ」(右京区京北)の活動拠点で開催。
 グループは山国地域の伝統食を伝えて町おこしにつなげる活動に挑戦しており、同様の思いや活動をしている人たちとの情報・意見交換の場として、応援カフェが開催されました。
 地域で活動している方や関心のある方、京都府や京都市、京北商工会女性部の職員など約30名が参加し大盛況でした。

1.「山国さきがけセンター・味彩グループ」女性たちの町おこしの挑戦

 山国さきがけセンターは、2001年、住民が出資し、元農協の事業の一部を引き継ぐ形で発足。京北特産の"納豆もち"や、"納豆あられ"、"味噌"の製造販売、地元農産物の販売に加え、味噌は京都市内の学校給食でも提供されています。
 4年前、それまで倉庫にしておられたところを味噌加工・貯蔵室、6次産業加工・体験交流室等に改装されました。味彩グループはその活動を「ちーびず」として自分たちでビジネス的な手法で継続していきたいとがんばっておられます。

2.特産品や活動の紹介、アピール

 地元山国の農業者、山国さきがけセンター、NPO京北鉾杉塾、周山の酒ケーキの「亀屋廣清(かめや ひろきよ)」、酒屋「羽田酒造」、弓削のゼミナールハウス、飲食店(田尻さん)のほか、京北以外から来られた、亀岡の食育の会、中京区のポテトクラブ、大将軍の内田さんらから、食育など日ごろの活動のアピールや特産品(いちじくのワイン煮、花梨のアイス、そばサブレ、クッキーケーキなど)の紹介がありました。
 さきがけセンターのコーヒーとともに、それぞれ美味しくいただきました。京都府農林水産部からは「食育のたね交付金」についても説明がありました。

3.意見交換

 しばし休憩の後3班に分かれ、京北での「京都ちーたび」づくりについて意見交換。10月に開催される山国さきがけフェスタのほか、周山のまち歩き(慈眼寺を中心とした「秋の風景編」)、「山国お宝さがし、食育のたび、農業や蕎麦打ち体験、川下り」、「京北の食材を知ってもらうたび」、ここ数年、京北に移住してこられている「芸術系の人たちとのコラボのたび」などなど、それぞれ楽しそうな企画が発表されました。開催が待たれます。
 今回の応援カフェは最初、山国地区を対象に企画されていましたが、山国さきがけセンター味彩グループ・草木さんの提案――山国、周山、弓削、それぞれの地区は知っているようで知らないことも多々ある、これを機に連携して京北のまちづくりに取り組みたい――もあり、合同での開催となりました。京北の農業や自然を満喫する手づくりのちいさな旅、みなさんもぜひ参加してみてください。

  ●平成27年10月7日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 山脇康彦

【問い合わせ先】 京都府地域力ビジネス課(京都府ソーシャル・ビジネスセンター) 電話075-414-4865

 

京都ちーびず(京都地域力ビジネス)