第18回 森の京都
京都地域力ビジネス応援カフェ in 南丹
平成27年7月15日に開催された今回の応援カフェでは、二十数名出席のもと、その企画案
などについて意見交換しました。
前半の交流・試食タイムでは、参加者の自己紹介・活動紹介が行われ、参加者それぞれの地域を盛り上げたいという思いがたくさん詰まったお話しからは、今
後の活動への意欲を力強く感じました。
この後の休憩時間の間でも活発な意見交換の輪があちこちででき、新たな繋がりを生み出していました。
今回は、身近な相談窓口として活躍しておられるちーびず推進員の参加もあり、実際に秋のちーたび実施のためのサポート体制もしっかりと理解していただき
ました。
1.会場は「みんなの居場所 わっかっか!」 にて
今回の会場となった「みんなの居場所 わっかっか!」は昨年9月に地域の元気を創るコミュニティスペースとしてオープンしました。
市民グループ・みのりネットワークスによって運営されています。地域の人たちの集える居場所として様々なイベントや教室を実施されており、地域に住む幅
広い年代の人が集う交流拠点となっています。
代表の水谷千里さんは、この地域に移住し、材料にこだわった手作りの天然酵母パン工房「農~みのり~」をこの「わっかっか!」の隣の建物で営まれ、道の
駅などで販売されています。この日の試食会では、一番人気のチーズスティックと季節限定のパンとアイスカフェオーレが提供されました。
さらに今回はもうひとつ、とっておきの試飲がありました。提供していただいたのは美山町でこだわりのお酒を販売している「和く輪く美山酒店」。美山のお
酒、純米酒「京美山」は古くなった美山の茅葺の茅を有機肥料に使って育てたお米「美山錦」から生まれたお酒です。口当たりがよくほろ酔い気分の方も。ラベ
ルのデザインもとってもおしゃれです。
2.京都ちーびず応援博の企画内容を考えよう!
京都ちーびず応援博の企画内容を考えるグループ意見交換会は、参加者が7~9人ずつ3班に
分かれて秋のちーたびを企画する話し合い。特にこの秋の目玉企画「プレミアムちーたび」に焦点を当てた議論が行われました。
今回は、「森の京都」ということで、美山地域での企画、ジビエ料理の体験などを地域の良さを存分に取り入れたちーたび企画がたくさん出されました。
ちーたび企画では、従来の観光イベントにならないやり方、ビジネスとして継続していく工夫が必要です。地域の人が案内する、地域の課題・ストーリーを発
信できる、そして月1回など継続して開催することで地域の応援者が増え、またそれらすべてを有償で行うことで仕事も生まれます。
今回の話し合いを通して、参加者それぞれが知っていること、既に存在している「地域のとっておき」の組み合わせで、「プレミアム」な価値のあるちーたび
が実施できそうで楽しみです。
●平成27年8月18日掲載 【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 阪本純子