京の起業家 No.11

Blodge Lodge(ブロッジ・ロッジ)

 京都府商工会連合会様よりご紹介いただき、平姓27年9月に和束町で創業され、カフェ、英会話教室、外国人向け料理教室等を行われている「Blodge Lodge(ブロッジ・ロッジ)」の代表、ブロジェット育子さんにお話をお聞きしました。

創業のきっかけは?

 元々古民家でのカフェ経営に興味があり、物件を探していたところ、出身地(相楽郡加茂町)に近いこの和束の町にご縁があり当地を紹介してもらいました。緑に囲まれたこの町の住環境、子育ての環境として最適であると思い、移住と創業を決めました。

知らない土地での創業に不安はありませんでしたか?

 主人とともに、「地域のために自分達で出来ること」を出来る限り協力していこうという姿勢でいます。自分達が地域のコミュニティに積極的に入っていくことによって、逆に地域の方に助けて頂き、英会話教室やカフェのお客様も徐々にご紹介頂いています。
 今は子育てをしながらの営業になりますので休日も不定期ですが今後は通年営業と変更していくことを計画しています。

和束町の良いところは?

 和束町は「宇治茶」の生産地であり、茶畑の景観が非常に素晴らしいことから近年外国人を中心に観光客も増加しており、「お茶の京都」としても注目の地域となっています。
 地元産、地元で捕れた食材を中心にした「鹿カレー」や「茶そば」、マクロビオティックのメニュー等が人気です。
 また、町内には飲食店は6店舗で和食の店が中心であることから当店のように洋食を中心としたメニューを置いているお店は当店だけになります。

外国人観光客が中心ということですが、どのように集客をされていますか?

 WebサイトやSNSを活用しています。全て外国人向けの英語での作成ですので日本語でのサイトも今後作成の必要を感じています。地域の方には口コミで徐々に認知が進んできましたが、Webだけでなく店舗の看板等も未整備なのでご来店していただきやすくする工夫の必要性を感じています。

今後の展開は?

 本場アメリカのバーベキュー施設を敷地内に展開し、お客様に提供したいと考えています。
 アメリカンバーベキューは日本で行われている「調理しながら食べる野外で行う焼肉」のバーベキューと異なり、その家の主人が肉料理を中心とした「調理済みの料理を提供する」おもてなしです。このバーベキュー文化を当店から発信するとともに、和束町内には他に無い夕食も対応可能な「洋食系の店」として新たな顧客層を取り込んでいきたいです。
 主人がバーベキューの本場であるアメリカ合衆国・シカゴ出身ということもあり、京都、関西でも数少ない本場のアメリカンスタイルバーベキューを提供することによって、地元の皆様はもちろんのこと、国内外の観光客の皆様にも楽しんで頂くお店にしていきたいです。

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和束町商工会 柿森秀明様より
 町外から移住され、創業間もない当店ですが、自ら地域に溶け込んでいく姿勢でコミュニティに関与されており、徐々に認知が広まっています。
 施設の整備や新たなバーベキューサイトの設置により認知度の向上、新たな顧客層の取り込み等店舗として今後進化されていくことが楽しみです。

(取材:神戸壯太)

店舗情報

Blodge Lodge(ブロッジロッジ)
京都府相楽郡和束町大字中小字古京37
0774-46-9441

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