ここ数年以内に起業された個人あるいは法人様を、診断京都の編集担当者が取材をしてご紹介するコーナーです。 創業のきっかけや創業後の取り組みについてお聞きしています。
1人1人の持っている「パーソナルカラー」からその人の「パーソナリティ(顕在的・潜在的個人特性)」を導き出し、それらに会ったフラワーデザインを提供するだけでなく、カラーコーディネート、企業の人材育成への活用コンサルティング等で活躍されています。
フラワーデザインの先生に師事し、フラワーデザインの世界に入り、ヨーロッパでのフラワーデザインの勉強や企業での経験を活かして自宅の1室をサロンにして出張しながら11年間フリーのフラワーデザイナーとして活動してきましたが、「自分が出かけて活動する」ことから「店舗を構えて人が集まる場」を作りたいと思うようになりました。
自分が京都市まで勉強に言っていた時代には距離的、時間的な制限も多く、苦労しました。地元である京丹後市でも「自分のために使う有意義な時間を求める人」が気軽にフラワーデザインやカラーセラピーの世界に興味を持ち、教わることが出来る、サポートしてもらえる場にしたいと思って創業しました。
まず、京丹後市商工会に相談に行きました。自己資金がゼロの中で創業計画書を作成するのに経営支援員の方と二人三脚となって作成していきました。
京都市や大阪市では同様のことを行っている事業所もありますが、京丹後市では他に例が無いためにビジネスモデルを理解していただくために苦労しましたが、具体的なサービスを実際に見せてみるなどのビジネスモデルを理解して頂く等の工夫を行いました。
自分なら絶対に成功する、と確信と熱意を持ち続けていたことから、商工会の皆様を中心に周囲から応援して頂きお店を開店することが出来ました。
接客を通じて「お客様が何を求めているか」「何を相談したいか」を訊き出し、満足いく道筋を立てて相談し、商品・サービスを提供することを心がけています。カラーセラピーにおいてはカタチの無いサービスを提供することになりますので、来店されたお客様1人1人の違ったニーズに対して「来てよかった」「気付きが出来た」と満足して頂くような伝え方、提案の仕方をしています。
創業から3年目を迎え、事業の幅が徐々に拡大してきています。商工会の皆様をはじめ当店を支えてくださる皆様に感謝しています。
現在、京丹後市産の「桑の葉茶」プロジェクトの販売担当としても活動しています。人の身体の仕組みや桑の葉の持つ特性や飲み方を研究、実践した上で、桑の葉の持つ緑色(バランス・調和・健康)と関連付けて販売し、好評です。
「人の集まる場」として商品・サービスの提供の場や勉強会開催の場としてお店を営業するだけでなく、「カラーセラピー」のセミナーやセラピスト養成、それらを用いた企業や個人向けのコンサルティングなど活動の幅を広げていこうと思っています。
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京丹後市商工会 経営支援員 岡田氏より
当初より池田さんは創業に対する熱意が非常に高く、フラワーデザイナーとしての経験・実績と顧客を有していることもあり、充分練り込んだ創業計画書作成支援を行うことが出来ました。
地元振興への想いも強く、積極的に参加されており、石井さんの人柄や行動力が周囲を巻き込んで「来ると元気になるお店」としての認知が進んでいます。今後の更なる展開を楽しみにしています。
(取材:神戸 壯太)
Boutique D'art(ブティック ダール) |